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不眠の体験談

突如襲いかかってきた不眠症という悪魔と、その正体

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睡眠と言う人が生きる上で必須の行為は、夜になれば自然に与えられるのが当たり前だと思っていた。突如、不眠症になってしまうまでは。
筆者が不眠症を患ったのは高校に入学して間もない頃だった。部活に勉強に精を出し、新しい友達も出来、何もストレスなど抱えていなかった。少なくとも、当時はそう思っていた。
高校受験でも眠れなくなったことはあったが、それは精々一週間程度のことで、自然と眠れるようになったし、この時もいずれ眠れるようになるだろうと軽く考えていた。むしろ、精一杯勉強でもすれば良いと思っていた。
しかし、一週間、二週間と一睡も出来ない日が続くと日常生活にも支障が出てくる。
筆者は勉強も部活もとても厳しい高校に通っていたのだが、全く勉強の内容が頭に入ってこない上、人との会話ですらも必死に集中しなければついていけないほど判断力が鈍っていた。
それでも大概のことは何とか気合いで乗り切る事が出来るものだが、疲労感の蓄積は凄まじいものであった。
常に頭痛がし、目が痛く、歩くだけで体が軋むような感覚がある。スポーツではスタミナがなくなる。
そして休みの日に通常ならば楽しいだとか嬉しいだとか感じることをしても、普段のポジティブな感情は一切なく、常に疲労感と辛さだけがあった。
ペンを持っているだけで疲労感を感じる為、勉強も効率が悪くなり宿題にも時間がかかる。
朝の五時半には無理やり寝床に入り、目を瞑って休息をとる。
しかし、その時間が拷問だった。
疲労感が非常に強く、回復したいと強く思っているのに全く眠れる気配はなく、酷く焦りを感じてしまうからだ

羊を数えようが、何も考えないようにしようが、何の効果もなかった。
使わない目覚まし時計の秒針がカチカチと五月蝿く聞こえ、それが酷く神経に障った。
こうして一ヶ月が経った頃に、学校で熱を出して保健室に行った。
そこで養護教諭に眠れないと話をしたところ、内科ではなく心療内科への受診を薦められたのをきっかけに、親に相談した後心療内科を受診した。
そこでは簡単なカウンセリングを受けた。
そして、自分がストレスを抱えているつもりがなくても、環境の変化がストレスになり、それが不眠に繋がってしまうことを知った。
そして、ごく弱い睡眠薬とビタミン剤を処方された。
筆者はストレスを全く感じていなかったし、それどころか新しい環境ではりきってさえいた。
なので、環境の変化そのものが人にストレスを与えており、不眠にも繋がると言うのは、とても意外だった。
そして、自分にストレスがあったんだと自分自身で素直に受け入れられると、自然と眠れるようになった。
それも、なんと受診から僅か三日後の話だ。
嫌な事がなくても、新しい環境ではりきるだけで体や心はストレスを抱えると言うことが分かったのは、筆者にとって、とても良い経験になった。
今では頑張る事と同じくらい、自分のストレスを認めてやり、リラックスしたりストレス発散を心がけている。
おかげさまで、酷い不眠に悩まされることはない。
もうあんな思いはしたくないが、頑張りすぎた自分の一部と思うと、あの悪魔のような思い出も嫌いにはなれない。

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